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肥満の子、40年で10倍に

2017-10-19

世界の肥満の子どもの人口が過去40年間で10倍に増え、1億2400万人になりました。世界保健機関(WHO)が11日に推計を発表しました。5~19歳の肥満の割合は、1975年には男女とも1%より少なかったのですが、2016年には男子約8%、女子約6%になりました。太平洋の島国ナウルやクック諸島で30%を超えるなど、特に所得の低い途上国で急に増えています。安くてカロリーが高く、栄養が少ない食品にたよりがちな食生活などが影響しているといいます。先進国ではアメリカが高く、日本は最も低い国の一つでした。まだ、世界に比べ、日本の子供達の肥満は少ない方ですが、コンビニの普及や外食の増加、ジュースも昔1パック200mlだったものが、今は、500mlペットボトルが主流なるなど、肥満の子供が増える危険因子が増えています。肥満度30%以上の肥満の子どもの多くはすでに糖尿病などの生活習慣病を発症しているという報告もあります。気をつけたいところです。

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