栄養士講座 「きちんとした手洗いが出来ていますか」
2024-12-25
寒い季節は水が冷たくなり、指先だけを洗うなどしがちで、手洗いがおろそかになりやすいです。食中毒や風邪、インフルエンザの予防のためにも、冬場の手洗いもしっかり行いたいですね。
基本の手洗いは、水でぬらした手に石けんやハンドソープをよく泡立てて洗い始めます。
①てのひらを合わせて、すりすりこすり洗いから。まずは一番広いてのひらから洗います。
②手の甲の上に手を重ねて、カメさんのポーズ。手の甲を洗います。
③指と指を挟んでお山をつくって、指の間を洗いましょう。
④オオカミのように、爪をたててごしごし洗いましょう。爪の間の隠れたばい菌を追い出します。
⑤バイクの運転みたいに、親指をぎゅぎゅっとこすり洗い。
⑥忘れやすい手首を握ってぐりぐり洗います。そのあと流水でしっかり洗い流します。手首の泡も忘れずに洗い流しましょう。仕上げに清潔なタオルやペーパータオルなどで拭いておしまいです。
子どもたちの手は、日常生活の中であらゆるものに接触しています。ほこり、土、汗、細菌などがついていて、手を洗わずにいると知らず知らずのうちに、口の中に入ってしまいます。大人に比べて、抵抗力が弱く感染症や食中毒にかかりやすいため、それを防ぐためにもきちんとした手洗いを身に付けると安心ですね。
メイプル薬局管理栄養士 佐野文美