~栄養士講座~ 「 食品ロスを少なくしよう 」
2025-01-25
食品ロスとは、本来食べられるのに捨てられてしまう食品のことをいいます。日本では、年間に国民一人当たり約38㎏の食品ロスがあるといわれています。1日当たりにすると、おにぎり1個分くらい。食品廃棄物のうち、食品ロス( 可食部分と考えられる量 )は、食品関連会社による事業系食品ロス( 規格外品や売れ残りなど )、家庭系食品ロス( 食べ残しや直接廃棄 )があり、どちらの量も同じくらいとされています。
家庭からの食品ロスは、一般廃棄物として扱われ、ごみの処理には年間約2兆円もの経費がかかっています。
食品ロスを少なくすることで、ごみ処理の経費削減に繋がります。私たちが家庭で出来ることは何でしょうか。
食品ロスを減らすコツは「3つのない」です。
買い過ぎない! 家にある食品を考えて、必要な分だけ買うこと。
作りすぎない! 体調や家族の予定などを考えて作りすぎないようにしましょう。
食べ残さない! 作った料理、買ってきたものは早めにおいしく食べきりましょう。
家庭で捨てられやすい食品は、主食(ご飯、パン、めん)と野菜が多く、理由としては食べきれなかった、傷ませてしまった、賞味期限・消費期限が切れていたことが理由のようです。
もったいないを意識して、今日から食品ロス削減に取り組んでみてはいかがですか。
メイプル薬局管理栄養士 佐野文美