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栄養士講座「和食の食文化を大切にしましょう」

2021-03-29

だんだん暖かくなり、春めいてきました。

皆さんが普段よく口にする食事は、和食と洋食どちらが多いでしょうか。

和食は2013年にユネスコ無形文化遺産に登録され、世界でも食に関する無形文化遺産はあと6種ほどあります。和食の特徴は、日本の国土がもたらす多様で新鮮な食材があり、その味を尊重していること、一汁三菜を基本とする食事スタイルは栄養バランスがとりやすいといわれていること、自然の美しさや季節の移ろいを表現すること、年中行事と密接に関わっていることです。

昔から日本人は、自然を敬い、節目の行事や伴う食事の作法やしきたりをつくり、その恵みに感謝する心から食材を無駄なく大切に使う加工技術や調理法を生み出しています。出汁のうま味や発酵食品を上手に使うことによって、動物性油脂の少ない食生活ができ、長寿や生活習慣病の予防に役立っているといわれています。米が主食というだけで、パン食よりも塩分が少なく出来るということも良いとされていますね。

調理方法の工夫なども、栄養相談ではお話していますので、ご興味のある方はお声掛けくださいね。

メイプル 管理栄養士 佐野文美

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