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栄養士講座「夏の食べ物と作用」

2022-06-24

暑い日が続いていますね。
早くも夏バテや暑気あたりなどの症状が出ている方もいるのではないでしょうか。
旬の食材を摂る事は気候や風土を考えた上でとても良いとされています。夏が旬の食べ物にはどんな作用があるでしょうか。

 

●『きゅうり』・・・ 熱を冷まし、余分な水分を排出する作用があります。暑気あたりに良いとされ、胃腸が弱っている場合は加熱して食べると良いです。

●『オクラ』・・・ 熱を冷まし、ネバネバ成分が胃の粘膜を保護して胃の働きを助けてくれます。

●『スイカ』・・・ 体内にこもった熱を冷ます清熱作用と、水分調節作用があります。ただし、体を冷やすので胃腸が弱っている時や冷え性、下痢体質の人は食べ過ぎに注意しましょう。

他にも、アスパラガス(初夏頃)、とうもろこし、トマト、なすなども旬の野菜です。汗とともに失われがちなミネラルを食材から摂れるようにしたいものです。また、卵や豚肉などに多いビタミン群を摂ると糖質がエネルギーに変わりやすくなり、スタミナ増強につながります。たんぱく質も忘れずに摂ってくださいね。

夏も元気に過ごすため、バランスの良い食事を目指しましょう。

メイプル薬局管理栄養士 佐野文美

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