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栄養士講座「夏バテ予防には食事のバランスが大事です」

2021-07-27

気温が上がって暑さ到来です。
夏バテは、主に暑さによる食欲不振が原因です。
必要な栄養素を摂取することができずに疲れやすくなってしまいます。のどごしが良いめん類や、清涼飲料水など炭水化物にばかり偏ると、おかずが不足してビタミン不足になります。特に水溶性のビタミンB群やビタミンC、ミネラル(ナトリウムやカリウムなど)は汗や尿とともに失われやすく、不足しがちです。食欲がなくても、少量でも、バランスの良い食事を摂ることがとても大切ですね。

 炭水化物とたんぱく質、どちらも少ないと夏バテしやすくなります。炭水化物はエネルギー源に、たんぱく質は値や筋肉など体をつくります。ビタミン・ミネラルも摂れるように考えてみましょう。ビタミンB群は、肉・魚介類・大豆類、玄米など様々な食品に含まれています。

 また、夏野菜は水分やカリウムが多く含まれ、体を冷やす効果があります。旬の食材は栄養価も高いのでおすすめです。ビタミンを十分に摂ると、皮ふの健康が保たれ、粘膜を保護する成分もありますので、日焼け対策になります。
夏こそバランスの良い食事を心がけましょう。

メイプル薬局管理栄養士 佐野文美

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