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栄養士講座「運動と食事」

2022-11-30

運動をしている、活動量が多いお子さんのお食事について考えてみましょう。
私たちの体は、体を動かすために燃料となる栄養素がないと動くことができません。

活動量や運動量が多い場合は、エネルギーを大量に消費していますので、それに見合うエネルギーや栄養素の摂取が必要です。大切な成長期ですので、まずはご飯などの炭水化物をしっかり摂ること、その上で良質のたんぱく質(肉類、魚介類、卵など)やカルシウム、鉄、ビタミンなどを多く含む食事を摂るようにしましょう。運動をしているから特別な食事が必要なわけではなく、栄養素がしっかりとれる、バランスの良い食事をすることが重要です。
炭水化物と脂質はエネルギー供給のメインになります。そして、筋力アップのためにたんぱく質が必要ですね。障害の予防やコンディションを保つためにはビタミンとミネラルの摂取が大切です。そもそもビタミンには、摂取した炭水化物、たんぱく質、脂質のエネルギー代謝を助ける働きがあります。食べたものを上手にエネルギーとして利用するためには、それぞれの栄養素が関係していることを知り、偏った食事にならないようにしてくださいね。

メイプル薬局管理栄養士 佐野文美

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