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~栄養士講座~ 「魚の栄養を知って、食べよう」

2023-03-25

「さかなの日」を知っていますか?
水産省が、水産物の消費拡大を推進するために、「さかな×サステナ」をコンセプトに毎月3日~7日をさかなの日と制定しました。日本は、多種多様な魚がとれ地域ごとに魚食文化が根付いています。
世界では食用魚介類の消費量が過去50年で約2倍に増加していますが、日本人の消費量は年々少なくなってきています。

改めて、魚を食べることを考えてみましょう。
魚などの水産物は食物連鎖によって、人の手が加わらなくても再生産される持続可能な資源です。日本では、魚をとる量を決めるなど、魚や海を守る色々な取り組みがあります。

さて、私たちの体は食べたものから作られていますが、魚にはいろいろな栄養素が含まれていて、主にたんぱく質、ビタミンD、カルシウム、などがあります。骨を作るためには材料のカルシウムとたんぱく質が必要です。

カルシウムの吸収を助けるのがビタミンDですので、魚を丸ごと食べると一緒に摂ることができます。含まれる栄養素は魚の種類によって違うので色々な魚を食べるようにしましょう。体の中で栄養素は協力し合って働いています。魚だけではなく、米や野菜など他の食材も組み合わせるともっと良いですね。

メイプル薬局管理栄養士 佐野文美

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