インフォメーション

RSウイルス感染症の予防法

2013年10月04日

例年冬になると、赤ちゃんに肺炎や気管支炎を起こす「RSウイルス感染症」が流行します。

RSウイルスは、咳やくしゃみなどの飛沫、ドアノブやコップなどの接触を通して感染します。4~6日間の潜伏期間を経て発熱、鼻水など風邪のような症状が数日続きます。多くは軽症で済みますが、ひどくなると肺炎や細気管支炎を起こします。 生後1歳までに半数以上、2歳までにほぼすべての子供が1度はRSウイルスに感染します。早産で生まれたり肺や心臓に病気のある赤ちゃん、また生後3カ月以内の感染は重症化する場合があるので、特に注意が必要です。

ウイルス排泄期間は7~21日と長いため、感染が広がりやすく、汚染されたドアノブやコップなどでは6時間、手についたウイルスは約30分感染する力を持っているため、かなり感染力が強いウイルスと言えます。

実際の予防法

冬、兄弟姉妹が風邪を引いている時には小さな子供は要注意!

家族全員で手洗いをしましょう。そして、親子ともに、かぜをひいた人との接触を避けます。1歳以下の乳児にいかに感染させないようにするかが重要なポイントになります。

特に、RSウイルス流行期(10月頃から2月頃)には、次のような場所、行動を避けましょう。

  • 受動喫煙の環境

  • 人の出入りが多い場所

  • 保育所の利用

  • 乳幼児と兄姉(学童、幼稚園児)との接触

タバコの煙は、子供の気道を刺激するため、咳症状が悪化し、喘鳴を起こしてしまいます。また、感染後の症状悪化だけでなく、健康時にも気道の状態を悪くしてしまうため、感染するリスクも高くなると考えられます。

感染しやすい乳幼児の寝室を他の風邪を引いている家族と別にした方がいいでしょう。というのも、大きな子ども、大人は鼻風邪程度ですむため、RSウイルスが感染していても自覚症状が出ないことが多いためです。

この時期、ペットボトルの飲み残しに注意が必要です。

2013年08月06日

こんな記事を見つけたのでご紹介します。

暑い中、熱中症予防のために欠かせないのが水分補給ですが、ペットボトルの飲み残しには、思わぬ落とし穴がありました

この時期、熱中症を防ぐため、こまめな水分補給が欠かせません。そのため、ほとんどの人が、常備しているのがペットボトル飲料です。しかし、このペットボトルは、油断するとあることが起きてしまうことがわかりました。

「直接口をつけてペットボトルを飲む」行為で、口の中にいる細菌が液体に入り込み、増殖するということです。
どのくらい増殖するのか、実験が行われました。用意したのは、500mlの麦茶、スポーツドリンク、そしてコーヒー牛乳のペットボトル。

実験中は歯を磨かず、それぞれ購入直後、4時間後、8時間後の3回、1口ずつ直接、ペットボトルに口をつけて飲みます。そして、3種類のペットボトルを、真夏日を想定し、温度は30度、湿度を60%に設定した機械へ入れた。

ペットボトル飲料は、においは開けた時と変わりなく、見た目も変わらないように見えましたが、8時間たったペットボトルを調べると、麦茶とコーヒー牛乳から、一般細菌が検出されました。さらに、24時間後に調べると、細菌が麦茶はおよそ50万個、コーヒー牛乳はおよそ1600万個と、さらに急激な増加が見られました。一方で、ほとんど数値が変わらなかったのが、スポーツドリンクでした。スポーツドリンクは、酸度が強いので菌が生えにくいとのことでした。

結果として、この時期のペットボトルは、4〜5時間で飲みきるのが良いとのことです。

子宮頸がん予防ワクチンについて

2013年06月15日

子宮頸がん予防ワクチンがこの4月から定期接種に加わりましたが、副反応の報告が多いことから、6月15日から「積極的勧奨の差し控え」になりました。この「積極的勧奨の差し控え」と言う言葉、何年か前にも聞いたことがあると思います。平成17年に日本脳炎の予防接種に対して行われたのを覚えている方もいると思います。「積極的勧奨の差し控え」とは、定期接種は続けますが、市町村、国から「予防接種をうってください。」と奨めることを言わないようにする。という意味です。

ですから、接種する人(保護者)が判断して接種するかしないかを決めてください。ということです。

でも何の知識もなく決めることはできませんので、少し情報提供をさせていただこうと思います。

現在、日本では子宮頸がんの患者数は急激に増加しております。10万人の人に11681人の人が子宮頸がんを発症しております。そして、10万人の人に3720人の人が子宮頸がんで亡くなっています。子宮頸がんの死亡者数は、1日に7人のペースで亡くなっていることになるそうです。どうして、子宮頸がんが急増しているのでしょうか。それは子宮頸がんの原因が侵襲性のヒトパピローマウイルスの感染で起こるためです。このウイルスは性交渉で感染しますので、性交渉の相手が複数に渡ると感染率が上がると言うことになり、これが患者数の増加につながっています。ゆえに性交渉を行う前にワクチンを打って、パピローマウイルスの感染を防ごうというのがこのワクチンの意図です。なおワクチンに含まれない種類のパピローマウイルスもあり、ワクチンの有効性は70%と言われています。

一方、今回問題となった副反応は、神経症状を主体とした報告が多く、現在、328万人に接種され、1900人に副反応がでたということです。ただこの1900人の内訳がはっきりしておりませんので、重いものから軽いものまで含まれております。現在、国はこの副反応報告の解析、評価を行っており、この結論がでる間は「積極的勧奨の差し控え」を行う様です。

ただ他のワクチンでもみられる重い副反応(ギランバレー症候群、急性散在性脳脊髄炎など)の発生頻度は430万人に一人の割合でこの割合は他のワクチンと変わらないようです。

 

詳しいデーター、資料は厚労省のHPにありますので、ご参照ください。

http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/

子どもの食生活をチェック

2013年04月01日

スナック菓子、ハンバーガーやフライドポテト、清涼飲料水、etc。子供たちが大好きなこうした食品は、どれもエネルギーが高く、太りやすい食品です。同時に、栄養面は偏りがあり、とりすぎに気をつけたい食品でもあります。
肥満から、高血圧や高脂血症、脂肪肝など、大人なみの生活習慣病を抱える子供もめずらしくありません。
お子さんの日頃の食生活を、一度、見直してみませんか?

 

1.おやつの時間と量を決めよう。

市販のお菓子やジュース、清涼飲料水がいつも手近にあり、子供が好きなだけ食べていませんか? 子供にお金を与え、好きなだけ買い食いさせるようなことはありませんか? 市販のお菓子やジュース類はエネルギーが高く、とり過ぎに注意が必要です。おやつの時間と量を決めたいですね。できれば手作りのおやつや、果物なども取り入れてみては?

2.食事をファーストフードですませるのは極力やめよう。

子供たちが大好きなハンバーガーとフライドポテトの組み合わせは、エネルギーが高い反面、栄養面は偏りがあります。時々、利用するのは子供も喜び、便利な面がありますが、頻繁にならないよう気をつけたいものです。

3.朝ご飯を抜くことはありませんか?

1日3食の食事は、大人にとっても健康的な食生活の基本です。まして、成長期の子供なら、なおさらのこと。朝は、忙しくてもきちんと食事をとらせてあげてください。

4.夕食が夜8時以降になっていませんか?

夜は消化機能が活発になり、同じ量を食べても脂肪が増えてしまうと言われます。また、子供は夕食が遅いと、待ちきれずにお菓子を食べてしまいがち。夕食は、できるだけ7時前にとりたいものです。

5.食事と食事の間のダラダラ食いはやめよう。

食事と食事の間に間食をしたり、何かをしながら「ながら食い」をする習慣はなくしたいもの。だらだら食べると、3食のリズムがくずれ、食べすぎにつながります。

6.水のかわりに牛乳、ジュース、清涼飲料水を飲んでいませんか?

牛乳やジュース、清涼飲料水はエネルギーが高く、水代わりに飲むとたちまちエネルギーのとりすぎになります。いつも冷蔵庫には麦茶やミネラルウォーターといった、エネルギーのない飲み物を入れておきたいものです。

7.子どもひとりで食事をするのはやめよう。

食事は、やはり家族そろって、楽しい雰囲気でとりたいもの。子供ひとりの食事は、好きな物だけ食べたり、食事のマナーが身につかないといった心配があります。また、栄養は満ちても、満足感のない食事となってしまいがちです。

同時接種の安全性に関する報告

2013年01月22日
現在、アメリカでは2歳までに24ものワクチン接種を小児に行っています。これに比べ、日本は定期接種で7種類(母子手帳みてみてください)、富士市では公費接種になっている肺炎球菌、ヒブワクチンを加えても9種類ですので、まだまだ少なく、本来は防げる感染症が残っていることになります。
少ない日本の接種でもスケジュールを組んでみると結構タイトになりますので、24ものワクチンでは同時接種で一回に何本ものワクチンを打たないとならないことは、おわかりになると思います。
今回、ワクチンの接種スケジュールに関して米国医学研究所(IOM)が安全性と効果を保証する報告をしたと米国小児科学会が伝えています。これは、日本の厚生労働省に当たる米国保健福祉省(HHS)が、IOMに評価を依頼していたものです。
日本より接種しなければならないワクチンの数が多くて、同時に5本までのワクチン接種を普通に行っているアメリカで、2歳までに24のワクチンを接種し、かつ5本までの同時接種となる予防接種スケジュールが安全と保証されたお話です。
このような記事を読むと、安心してワクチンの接種を行うことができますね。
1 20 21 22 23 24 25 26 27 28