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~院長講座~ 「インフルエンザの流行はこうやって予測しています」
2025.09.26
季節性インフルエンザは、以前は冬の感染症でしたが、近年は流行開始が前倒しになる傾向があり、国立感染症研究所の発表では、2025年は、9月末〜10月初旬から増加が予測されています。一般的な流行株は、3種類で、A型が2種類(N1H1型と香港型)、B型が1種類(ビクトリア型)です。なお以前は、B型も2種類の流行がありましたが、現在は1種類の流行となっています。
通常、その年の南半球の流行状況が、その年の日本での流行の予測に有用とされていて、南半球の流行状況を見て、その年の日本の流行を予測します。
インフルエンザに罹った人の数で見ると、南半球の今年の患者数は、昨年並みの多い報告数でしたので、今年の日本の冬も昨年同様の大きな流行が懸念されます。オーストラリアでのインフルエンザ陽性検体の内訳は、
・インフルエンザA型:94.9%
・インフルエンザB型:5.1%
で、A型2009パンデミック型が多く検出されました。
このことから、日本でもこのA型2009パンデミック型が流行の中心となる可能性が大きいと思われます。
なおワクチンについても南半球のデーターから考察することができます。今年の南半球で流行したウイルスと実際にワクチンに使用されているウイルスの関係を見てみると、
・A型:2009パンデミック型で98.2%
・インフルエンザA:香港型(H3N2)で94.0%
・インフルエンザB:ビクトリア型で100%
と高い割合で類似していました。
ワクチンの効果は、年齢によって異なりますが、一般的に発症予防効果は40〜60%程度、重症化予防効果は50〜70%とされています。ワクチンに使用されているウイルスは日本と南半球は同じですので、日本も今年の流行が南半球と同じ種類の流行になれば、上記と同等の効果に期待が持てると思います。
昨年からは2歳から18歳を対象に痛みのない経鼻ワクチンも始まり、ワクチンに選択肢も増えました。流行が早まることも懸念されるということですので、ワクチン接種は早めに行いましょう。
院長 中山豊明
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