小児科医から育メンの勧め
2016-09-29
米小児科学会が父親の育児における役割に関する報告書“Father’s Role in the Care and Development of Their Children”を発表しました。
この報告書では、「父親」ならではの関わりが、子供の健康に与える影響について3つ挙げています。
- ・父親による遊びはより興奮度が高く、活気にあふれている。父親とのいわゆる「はちゃめちゃ(rough and tumble)」な関わり合いで子供はリスクの範囲(safe risk)を知り、母親との大人しめの関わり合いで安心と均衡を得る
- ・父親は乳幼児に対し、言語発達を促しうる新しい言葉を話そうとする傾向が高い。子供が3歳時点の父子のコミュニケーションでその後の言語発達を予測することができる
- ・父親と十分な関わりがある思春期の小児は高リスク行動を起こしにくく、抑うつ症状にかかりにくい。幼少期から父親と十分な関わりがある女児は早発思春期のリスクが低下する他、早期の性活動や若年での妊娠が少ない
休みの日だけでなく、毎日の子供との関わりってとても大事なんです。