インフォメーション

小児肺炎球菌ワクチンは市中感染症にも有効

2013-10-25

11月から小児肺炎球菌ワクチンが7価から13価に変更になりますが、(約90種類ある肺炎球菌のうち7種類の肺炎球菌に対するワクチンから13種類の肺炎球菌に対するワクチンに変更になる)元々、肺炎球菌の髄膜炎をなくすために開発・導入されたワクチンですが、肺炎に対しても有効と言う結果がでました。

アメリカ小児科学会によると、米国で小児ワクチン接種スケジュールに7価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV7)が導入された2000年前後の肺炎による入院率を比較すると、1997〜99年に比べ、2007〜09年の2歳未満肺炎入院率は年間10万人当たり555.1件減少し、この減少は導入後10年間持続した。85歳以上の入院率にも1300.8件の減少が見られた。

そういえば、クリニックでも、最近確かに肺炎のこどもが減っています。 よかった。

中山通信の記事一覧へ