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新型コロナウイルスワクチンで発症・重症が激減、有効性確認…世界1・8億回のデータ蓄積

2021-02-19

米英やイスラエルなどでは、日本に先駆けて新型コロナウイルスワクチンの接種が始まっており、実際の接種現場におけるデータが蓄積され始めました。

英統計サイト「アワー・ワールド・イン・データ」によると、世界では2月16日現在、1億8000万回以上のワクチン接種が行われています。

最も接種が進むイスラエルでは、人口923万人の4割超が少なくとも1回の接種を受けていますが、同国の医療組織「クラリット」は2月14日、米ファイザーのワクチンを接種した60万人を未接種の60万人と比べ、発症者が94%減ったと発表しています。重症例も92%減少しており、約4万人が参加したファイザーの臨床試験のワクチン接種で発症者数が95%減少とほぼ同等の結果となっています。

英国でも、優先接種の対象となっている80歳以上で、ワクチンの効果が出始めていると、英オックスフォード大などの研究チームが、2月9日時点で、新型コロナに感染した80歳以上の高齢者の死亡率が、1月上旬に比べ30%以上減ったと報告しています。

この95%という数字は、はしかのワクチンの有効性と同じ程度であり、現在、ワクチンによってはしかがいなくなったことから大きな期待が持てると考えています。

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