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栄養士講座「カルシウムと骨について」

2021-11-30

気温が下がり冬到来ですね。

成長期のこどもは、大人に比べて骨の成長が活発であることを知っていますか。骨量が増加するこの時期に、骨を丈夫にしておくことは、将来の骨粗しょう症予防にとても大切です。丈夫な骨を作るためにバランスの良い食事と運動は必要です。特に、カルシウムはしっかり摂りたい栄養素で、骨や歯を作るだけでなく、筋肉の収縮や神経を安定させる働きがあります。

カルシウムを効率よく摂取するには、ポイントがあります。

まず、カルシウムは牛乳やヨーグルトなどの乳製品、大豆製品、小魚、小松菜などの野菜類に多く含まれますが、吸収率に違いがあります。牛乳・乳製品は1番吸収率が良く、含有量も多めなので利用しやすいといえます。(吸収率は乳製品>大豆・小魚>野菜の順)

次にビタミンDを一緒に摂ること、腸での吸収を助けてくれる働きがあります。ビタミンDは日光を浴びることにより、体内で生成することができますが、魚(青魚や、鮭など)きのこ(乾燥しいたけ、まいたけなど)にも多く含まれますので、取り入れるようにしましょう。

もっと詳しく知りたいという方は、栄養相談をご利用くださいね。

メイプル薬局管理栄養士 佐野文美

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