栄養士講座 「熱中症に注意しましょう」
2024-07-25
暑い時期が続いていますので、日々熱中症の予防をする必要があります。
そんな時に確認したいのが 「熱中症警戒アラート」 「暑さ指数」です。熱中症警戒アラートは、熱中症の危険性に対する気づきを促すものとして、暑さ指数が33(予測値)に達する場合に発表されます。暑さ指数(WBGT(湿球黒球温度))は、熱中症を予防することを目的とした指数で、人の熱バランスに影響の大きい気温、湿度、輻射熱の3つを取り入れた温度の指標です。暑さ指数が28を超える時には熱中症にかかりやすくなり、特に蒸し暑い日は特に注意が必要です。湿度が高い場所では、汗が蒸発しにくくなるので、身体から空気中へ熱を放出する能力が減少して熱中症になりやすくなります。暑さ指数が高い時、熱中症警戒アラートが出た時には、予防をすることが大切です。涼しい服装をする、外にいる時には日陰を利用する、帽子や日傘を使う、水分・塩分補給をする、適切にエアコンを使用することです。暑さを避けることも大切ですので、外出を出来るだけ控え、外での運動は原則中止か延期にすると良いでしょう。暑さに負けない身体づくりも重要ですので、3食しっかり食事を摂って、必要な栄養素を補給してくださいね。
メイプル薬局管理栄養士 佐野文美