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知ってください、B型肝炎ワクチンの必要性

2014.08.01

肝炎の主な原因はウイルス感染で起こります。肝炎のウイルスにはA型〜E型まであって、そのうちC型とB型が多いのです。C型肝炎のワクチンはまだありませんが、B型はワクチンがあり、ワクチンで予防できる病気です。でも、どのくらい必要性があるのでしょう。B型肝炎は、体液(血液など)が体に侵入して起こります。でも昔から滅多に体液が体に入ることがないので、うつりにくいと言われてきました。ですから、子どものB型肝炎のお母さんから生まれた場合に起こるのがほとんどと言われていました。でも、最近ではうつりやすいことがわかってきました。ある調査では、肝炎のウイルスをもっている子どもの汗や涙から検出されるウイルスは100%という結果がでており、肝炎を持っている家族からの感染もあることがわかっています。周囲との接触が原因のB型肝炎は全体の35%とも言われています。また、3歳以下の感染では、大きくなってから感染するよりキャリア(肝炎にはならないが、ウイルスが体にいて、人に感染させる可能性がある人)になる可能性が高くて、人生のどこかで慢性肝炎を起こし、肝硬変、肝臓ガンを発症する可能性が高くなります。現在のB型肝炎が原因の肝臓がんの方は3歳以下にB型肝炎ウイルスの感染した方ということになります。肝炎のワクチンはがん予防がのワクチンとも言えるのです。

もちろん、赤ちゃんでなくても、劇症肝炎といって命に関わるほどの肝炎の原因にもなりますし、なにより大人になって子どもができた際に、子どもにウイルスを移さないためにもワクチンは必要なのです。

だから、世界のほとんどの国では、B型肝炎のワクチンが赤ちゃんのうちに接種する定期接種となっているのです。(じつは北朝鮮も含めたアジアで定期接種になっていないのは日本だけです)

とっても大事なワクチンなんですよね。

 

 

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