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先天性風疹症候群

2014.01.30

妊婦検診の血液検査に風疹の抗体を調べる検査が入っていますが、なぜだかご存知でしょうか。これは先天性風疹症候群(母体が風疹になると生まれる赤ちゃんに奇形症候群が起こるもの)の危険があるかないかを調べています。

昨年の風疹の流行は、不幸な結果につながったことが国立感染症研究所から発表されました。例年の我が国での先天性風疹症候群の数は年間3〜4人でしたが、昨年は32人の発生が報告されました。これは過去の最多であった10名の3倍以上というショッキングなものでした。しかも今年に入りすでに4人の発生が報告されており、この1ヶ月で例年の数に並んでしまいました。このままでは今年は昨年以上の数が発生してしまうことも予想されます。

同じく先ほど厚労省の予防接種関係の会議の資料で日本人1歳~49歳男女の風疹感受性者(つまり、風疹に対する免疫が無くて、罹る危険のある人)の推計数は、745万9617人と記されていました。このような状態で再び風疹が流行すれば、先天性風疹症候群が同様に発生する可能性が大きいのです。

昨年、富士市ではお父さんになる男性とおかあさんになる女性に風疹の予防接種の補助をしていました。来年も続けてもらうよう医師会の予防接種委員会では市にお願いをしています。風疹の予防接種を受けましょう。

先天性風疹症候群は、他の国でも重要な問題ですので、過去に他の先進国から「日本は、はしかの世界最大の輸出国」と言われたのと同様に。東京オリンピックに行くのに「風疹に注意して」と言われないためにも市町村単位ではなく、国としてしっかりと本気の対策をしてもらいたいと思っています。

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