2025.08.25
~栄養士講座~ 「 体重測定のすすめ 」
皆さんは、自分やお子さんの体重がどのくらいなのか把握していますか。
体重は、日々の健康管理の中で手軽に測ることが出来る項目です。
体重が急激に増えたり減ったりしていないか、定期的に確認をしましょう。
- 大人の場合は、BMI(体格指数)を用いて体形を評価します。
年齢により、目標とするBMIの数値が違いますので注意が必要です。
特に高齢者は痩せすぎない、肥満でもないことが大切になります。
- 子どもの場合は、標準身長・体重曲線を参考に発育の状態をみていきます。
母子手帳にグラフが載っていますので、チェックしてみましょう。
子どもの肥満の判定には肥満度を使用することが多くあります。
- 幼児期では
肥満度15%以上:太りぎみ・20%以上:やや太りすぎ・30%以上:太りすぎ
- 学童期では
肥満度20%以上:軽度肥満・30%以上:中等度肥満・50%以上:高度肥満
最近では痩せすぎも問題となっていて、
- 幼児:肥満度-15%以下
- 学童:肥満度-20%以下 が「痩せ」とされています。
近年ではダイエット志向の低年齢化が進んでおり、子どもの成長に必要な栄養素の不足が心配されています。
- 体の発達に見合った食事をして、適切な栄養素を摂取することが大切です。
メイプル薬局管理栄養士 佐野文美