2025.05.26
~ 栄養士講座 ~ 「 おなかの中のお話 」
私たちが毎日食べたものは、おなかの中でどのように消化・吸収されているのか知っていますか?
口から入った食べ物は、食道を通って胃に入ります。胃にある胃液は、食べ物をドロドロのおかゆのようにする働きがあります。
小さく分解された食べ物の成分のうち、栄養素が小腸から吸収されていきます。
小腸で吸収されずに残った成分から水分が大腸で吸収され、腸の中にいる菌などと一緒に、うんちとして体の外に出されます。
腸にいる菌が
・良い働きをする菌であれば、すっきりうんちが出て、免疫にも良い方へ影響します
・悪い働きをする菌が多ければ、便秘や下痢になりやすくなったり病気にかかりやすくなったりします
便秘になると、うんちが大腸の中を進むスピードが遅くなって、うんちの水分がどんどん吸収されて硬くなってしまいます。
硬いうんちを出すときには、おしりが痛くなってしまいますね。
また、長時間腸の中にうんちがあると、腸の中にいる悪い菌の働きが強くなって、
ガスがたまっておなかがはったり、痛くなったりします。
水分が抜けて硬くなったうんちは、コロコロで硬くてなかなか出ません。
・形のない泥のようなうんち
・水のようなうんち
が出る場合も、消化や吸収が上手く出来ていないしるしです。
良いうんちはバナナみたいに表面が滑らかですっきり出ます。
★うんちを見て、体調に気づかえるようになると良いですね。
メイプル薬局管理栄養士 佐野文美