2025.09.25
~栄養士講座~ 「好き嫌いの原因を探ろう」
好き嫌いがあるお子さんは多いですが、その原因は何か考えたことはありますか?
〇味が嫌い 〇においが嫌い 〇食感が嫌い
〇色が嫌い 〇嫌な経験をしたことがある
など、その理由は様々です。子どもの味覚はとても敏感で、苦味や酸味を嫌がることが多いです。また、2~6歳ころまでは、新しい食べ物に対して警戒する時期といわれ、これは成長とともに改善されます。
味やにおいが嫌いな場合は、味付けに工夫をすると食べられることがあります。
★野菜などの青臭さは一度茹でこぼすと軽減するので、茹でこぼしてから改めて味付けをするなどすると食べやすくなります。
★好きな味付けがあれば試してみても良いでしょう。
★見た目や切り方を変える、遊び感覚で料理の手伝いをする、お話や絵本と組み合わせてみるのも良いですね。
また、年齢を重ねると味覚や食感に慣れて食べられるようになることもあります。
無理やり食べさせるようなことは、嫌な経験と食べ物が結び付けられますので、注意します。ポジティブな体験(楽しい雰囲気や少しでも食べられたら褒める)が好き嫌いの改善に繋がります。
色々な食品を食べてもらいたいと思いますが、焦らず、苦手な食べ物を一口でも食べられたらOKの気持ちで食事の時間を過ごしましょう。
メイプル薬局管理栄養士 佐野文美