~栄養士講座~ 「体調の悪い時には消化の良い食事をしましょう」
2023-11-25
発熱や、嘔吐・下痢などを伴う体調不良の時、食事はどうしたらいいのか悩んでしまうことはありませんか?
症状が強い時には無理せず、脱水症状を防ぐために水分補給をしっかりする
ことが大切です。冷たいものより常温のスポーツドリンクなどを少しずつ数回に分けて飲みます。
症状が落ち着いてきたら、体力の回復をはかるため、充分な栄養が必要です。この時には消化されやすいものを選んで食べるようにしましょう。
ゆっくりよく噛んで食べると、胃や腸に負担がかかりにくくなります。
消化されやすい食品は、おかゆ、パンがゆ、煮込みうどんなどがあります。
おかずを食べられそうであれば、鶏ささみ、豆腐、卵豆腐、半熟卵(生卵は消化が悪いです)、納豆、白身の魚、大根、かぶ、じゃが芋、かぼちゃ、にんじん、ほうれん草の葉先などを組み合わせると良いですね。おすすめの調理方法は、みじん切り、千切り、すりおろしです。皮や種は取り除いて、食材をやわらかくなるよう十分に加熱して食べてくださいね。
果物の中では、りんごとバナナは消化されやすく食べやすいです。
濃い味付けは避けて、症状をみながら、1週間くらいかけて普段の食事に近づけていきましょう。
メイプル薬局管理栄養士 佐野文美