インフォメーション

マスクは飛沫とエアロゾルを防ぐ

2020年06月13日

世界で支持されている科学雑誌「NATURE」にサージカルマスクの有用性を検証した論文がありました。

風邪症状のある患者246名に、サージカルマスクを患者自身に付けさせた群と付けなかった群で比較しています。

患者のマスクの付け方の上手下手にかかわらず、サージカルマスクはコロナウイルスを含んだ飛沫とエアゾルを強力に吸着し、インフルエンザウイルスを含んだ飛沫も強力に吸着します。
新型コロナウイルスもコロナウイルスとほぼ同じ構造なので、新型コロナウイルスを含む飛沫やエアゾルはサージカルマスクに強力に吸着すると考えられます。

サージカルマスクの上に吸着した新型コロナウイルスは7日以上、感染能力を保つという香港大学の報告もあり、新型コロナウイルスはサージカルマスクに強力に吸着されて形状を長期に保つと思われますので、使用したマスクは、ビニール袋に入れて捨ててください。

この吸着力によって、サージカルマスクは新型コロナウイルス感染を広げないためにも、自分を感染から守るためにも役立つと思われます。

小児のインフルワクチン接種、1回より2回の方が有効率高い

2020年05月29日

幼児のインフルエンザワクチン接種では、1回接種と2回接種でできる抗体に差はあるものの1回接種で獲得する抗体で予防可能という話もあります。しかし、これまで実際に予防効果に差があるかの検討に関する論文がありませんでしたので、当院でのインフルエンザ予防接種は2回接種を行なってきました。

今回、JAMA pediatricds という論文雑誌の5月4日号に実際の予防効果の検討のされた論文が掲載されました。

2014-15年から2017-18年までのインフルエンザ流行期(4シーズン)に、咳嗽を伴う急性呼吸器疾患のため米国インフルエンザワクチン有効性ネットワーク5施設の外来を受診した生後6カ月から8歳までの小児計7533例を対象に、インフルエンザワクチン接種状況(非接種、1回接種、推奨の2回接種)でのワクチン有効率が検討されました。

3912例(52%)が非接種、2924例(39%)が2回接種、697例(9%)が1回接種でした。実際に予防できた割合は、2回接種51%、1回接種41%でした。低めの予防効果の結果は、対象の65%が5歳未満の児だったことが考えられました。(低年齢ほど予防効果が下がります。)ワクチン接種歴のない生後6カ月から2歳の小児1519例の予防効果は、2回接種が53%、1回接種が23%でより差が見られました。

インフルエンザワクチン接種は、1回接種に比べると2回接種の小児はインフルエンザ陽性になる確率が低いことがわかり、当院では引き続き小児のインフルエンザワクチンは2回接種を続けていきたいと思っています。

みなさんの心の健康に

2020年04月25日

連日、新型コロナウイルスの報道の暗いニュースを耳にしています。

今は、必要なことなのですが、自宅で自粛もわれわれも子供たちも不安定になりがちです。

どのように対処するか、むづかしいところですが、少しでもみなさんの助けになればと、ご紹介したいサイトを教えていただきました。

みなさんとこどもたちの心の健康のためにご参考にしていただければ、幸いです。

 

弘前大学神経精神医学講座からのこころの健康に関するパンフレットの公開です。

http://www.med.hirosaki-u.ac.jp/~psychiat/pdf/kokoronokenkounotameni_pamphlet20200417.pdf

(ファイルサイズが4MBあります。)

情報量が多めですが、イラストも多くて箇条書きなので分かりやすくなっています。

中山 豊明

 

予防接種は新型コロナ自粛での不急に当たらない。

2020年04月22日

日本小児科学会は、予防接種は、子供にとって重要な行動で、今回の新型コロナ感染症の自粛行動における不要不急には当たらないとしています。

何よりも予防が遅れることで、予防接種対象の感染症の危険が高まるのはよくありません。

当院では、予防接種は専用の入り口で専用の診察室で行なっております。

ぜひ活用いただき、予防接種が遅れることのないようにしましょう。

COVID-19 感染症の小児例 続報

2020年03月26日

新型コロナウイルス感染症に関して、3月初旬に中国からのレポートをご紹介いたしましたが、そのレポートでは、小児例の重症患者さんはいなかったとのものでした。しかし、3月24日づけのNew England Journal という有名な医学雑誌から発表された中国からのレポートでは、約1割の小児例に重症化がみられたとありました。このレポートでの小児例は、0歳から18歳までで、乳児ほど重症の割合が高いことがわかっています。

新しい感染症ということもあり。時間が経って分かったこともあるとは思いますが、先のレポートと今回のレポートで余りにも違うことをびっくりしています。

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