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COVID-19 感染症の小児例 続報

2020年03月26日

新型コロナウイルス感染症に関して、3月初旬に中国からのレポートをご紹介いたしましたが、そのレポートでは、小児例の重症患者さんはいなかったとのものでした。しかし、3月24日づけのNew England Journal という有名な医学雑誌から発表された中国からのレポートでは、約1割の小児例に重症化がみられたとありました。このレポートでの小児例は、0歳から18歳までで、乳児ほど重症の割合が高いことがわかっています。

新しい感染症ということもあり。時間が経って分かったこともあるとは思いますが、先のレポートと今回のレポートで余りにも違うことをびっくりしています。

COVID-19 感染症の小児例

2020年03月04日

連日、新型コロナウイルスのニュースが報道され、みなさんご不安のことと思います。先週、中国から一つのまとめのレポートが公表されているので、みなさんの行動の判断材料になればと思い、ご紹介します。

2月11日の時点で、コロナウイルスPCR検査陽性例44,672人のうち、0から9歳の陽性例は416例で、重症例、死亡例は1人もありません。10から19歳では549例で死亡が1例のみです。

このことからも政府が子供は軽症ということは、うなずけます。

ただ60歳以上になると10歳ごとに、3.6、8.0、14.8%と死亡率が増加しますので、やはり軽症の若年者が高齢者にうつしてしまい、重症の高齢者が増える危険があるというのもうなずけます。

2月に入り、インフルエンザ患者さんが激減しております。今回の新型コロナウイルス感染でみなさんがマスク、手洗い、消毒に気をつける様になってからです。純粋にこれだけでインフルエンザが減ったとは言い切れないかもしれませんが、非常に感染予防を行うことが、感染拡大に効果があるかを証明していると感じていますので、今できる予防策を続けていただくことは意味があると思っています。

 

インフルエンザワクチンの有効率は接種6〜9カ月で45%へ低下する。

2018年12月27日

インフルエンザワクチンの有効率の継時的変化に関する論文が、世界的に有名な医学雑誌のLancet 11月号に発表されました。内容は、香港で2012-17年に38度以上の発熱と呼吸器症状で入院した生後6カ月から17歳の1万5695例を対象に、インフルエンザワクチン接種効果の経時変化を診断陰性ケースコントロール試験で検討しています。
結果は、1万5695例中、2500例がインフルエンザA型またはB型陽性、1万3195例が陰性で、陽性群の159例(6.4%)と陰性群の1445例(11.0%)がワクチンを接種していました。報告されたワクチン有効率は接種後0.5-2カ月以内で79%、2カ月超-4カ月以内で60%、4カ月超-6カ月以内で57%、6カ月超-9カ月以内で45%と推移していました。

つまり、ワクチンを接種して2ヶ月をすぎると予防効果が低下し始め、半年を過ぎると予防効果は5割以下になるということです。

最近のインフルエンザの流行時期は、年ごとにまちまちで、いつ接種するかを決めるのがますます難しくなります。

こどもの虫歯を防ごう。シュガーコントロールをご存知ですか?

2018年10月26日

糖分の摂取をコントロールすることで、虫歯菌の栄養になるものを少なくし、菌の繁殖を抑えることができます。口の環境を整えることで、虫歯になりにくい習慣を身につけましょう。具体的なコントロールの仕方は、次の[注意したいおやつ]の3項目を意識しましょう。

【注意したいおやつ】

①砂糖の量が多いもの

 甘いおやつに気を使っていてもジュースを飲んでしまったら台無し…。ジュースにも砂糖が多く入っていますよ!水や麦茶など無糖の飲み物を選びましょう。

②口の中に長く留まりやすいもの

 キャンディーなど長時間口の中に留まると虫歯発生率が高くなるそうです。それはおやつのダラダラ食いにもつながることです。決まった時間内におやつを食べましょう。

③歯にくっつきやすいものは避ける

 キャラメルやスナック菓子など食べかすが残ると②と同様、口の中に留まりやすくなります。

子どもに甘いものはダメ!!と我慢させすぎるのもちょっとかわいそうですよね。無理なく出来るようでしたら実践していただきたいですが、逆にストレスが溜まってしまっても嫌ですね。1日〇個までなど親子でルールを決めてみるのもよいかもしれません。また、果物やさつま芋など自然な甘さのものを選ぶとよいでしょう。口溶けのよいヨーグルトなども◎。

上記の内容を意識しておやつを与えていただければ、少しでも虫歯の発生を抑えることができると思います。もちろん、食後の歯磨き、歯間ブラシやデンタルフロス(歯間用糸)などでの、仕上げ磨きがとっても大切!しっかりみてあげてくださいね!

「シュガーコントロール」を意識することで、食生活を見直すきっかけにもなると思います。出来るところから試してみてください。

効果が時間とともに弱まる百日咳ワクチン

2018年08月29日

4種混合ワクチンは、ジフテリア・破傷風・百日咳・ポリオを対象としたワクチンです。定期接種の対象となっており、生後3カ月から始めて計4回接種します。
現在国内では、ジフテリアとポリオの患者は報告されていません。予防接種対策が功を奏している感染症といえるでしょう。

一方、百日咳ワクチンの効果は時間とともに弱まることから、ワクチン接種スケジュールの見直しも検討課題となっています。まずは百日咳の実態を把握すべく、2018年1月から5類感染症の全数把握疾患となり、全国の医療機関から報告を上げ、集計しています。この5月に初めて発表された患者集計の結果では、5歳未満が14%にとどまり、5歳以上15歳未満が52%、20歳以上の成人症例が34%でした。
学童期のお子さんであって、4種混合ワクチンを接種していても、1ヶ月以上続く咳嗽の際には、念頭に置く疾患になっていることがわかりました。
この問題を解決するには、現在、11歳から行われている2種混合(ジフテリアと破傷風の2つ)を諸外国のように3種混合(2種+百日ぜき)に変更する必要がありますが、まだ我が国では2種混合のままの接種が続いています。

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