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~栄養士講座~ 「子どもの睡眠について」

2023-07-25

子どもの生活時間の夜型化が進んでいるといわれています。生活が夜型になると、睡眠時間が減少する傾向にあります。ある調査によると、22時以降に就寝する子どもの割合は、1歳6か月、2歳、3歳で半数を超えているそうです。

睡眠不足は、成長の遅れや食欲不振、注意や集中力の低下、眠気、疲れやすいことなどをもたらします。子どもの場合は眠気を意識することができなくて、イライラしたり、多動や衝動行為があったりすることがあります。

また、睡眠不足が将来の肥満に繋がるといわれており、起きている時間が長くなれば、それだけ余分に間食・夜食などを食べてしまうことが原因のひとつです。

睡眠を妨げる肥満による睡眠時無呼吸症候群は子どもにも増えており、適切な睡眠習慣と生活リズムを作ることが大切になります。

早寝早起きをすると良いとは言いますが、難しい場合は朝の早起きから始めると良いです。これは、朝起きて太陽の光をあびて体内時計をリセットすることで、徐々に朝起きて眠くなるまでの時間を夜型から朝型に戻していくことが出来るからです。

朝早く起きられれば、朝食を食べて、体温を上げて元気に活動することも出来ますね。ぜひ長期休暇にもお子さんの睡眠を見直してください。

メイプル薬局管理栄養士 佐野文美

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