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~栄養士講座~ 「熱中症対策のポイント」

2023-06-26

日々気温が上昇し、暑くなってきました。
こどもは大人よりも熱中症になりやすいと言われています。それは、体温調節能力が未発達なことなどから、高温時や炎天下で体の深部体温があがりやすいからです。高温環境下にいると、熱中症のリスクが増してしまいます。こどもを熱中症から守るためのポイントは、

①顔色や汗のかき方を十分に観察すること
顔が赤く、ひどく汗をかている場合は深部体温がかなり上昇していると考えられるので、涼しい場所で十分な休息が必要です。

②のどの渇きに応じて適度な水分摂取ができる(自由飲水)能力を磨く
水分摂取量の目安はこどもの体重によって違います。汗のかき方によっても変わります。のどが渇いてから飲むよりも、こまめに水分摂取をすることがおすすめです。

③日頃から暑さに慣れるため適度に外遊びをすること

④服装を選ぶ
こどもは自分で環境にあった衣服の選択や着脱をする十分な知識が身についていません。そのため、保護者が熱のこもらない服装や、環境に応じた着脱を適切に指導しましょう。
また、晴天時は地面に近いほど気温が高くなります。大人が暑いと感じるときは、こどもはさらに暑いということを忘れないようにしましょう。

メイプル薬局管理栄養士 佐野文美

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