あまがえる
インフルエンザワクチンの重要性について
10月から今年もインフルエンザワクチンの接種が開始されます。
9月10日に米国小児科学会(AAP)からインフルエンザのワクチン接種の指針の更新が発表されました。
9月10日発行のPediatrics誌10月号に「Recommendations for Prevention and Control of Influenza in Children, 2012–2013」と題して改訂指針が掲載されておりました。
① この指針では、特に生後6カ月以上の小児と成人の全員へのワクチン接種を推奨しています。
② 今回の指針では、特に慢性疾患のある小児へのワクチン接種を重要だと説明しており、その理由としてインフルエンザ感染に伴う合併症のリスクが高まると理由を挙げています。
③ 慢性疾患の例としては、喘息、糖尿病、免疫不全、神経疾患に注意が必要と解説しています。
④ さらに、5歳以下の小児のそばにいる成人、医療従事者、妊婦や妊娠を考えている女性、母乳育児をしている女性もインフルエンザに罹患しやすいので接種を行うよう努力すべきとしています。
2009年の新型インフルエンザの流行の時に、新型インフルエンザワクチンが接種されましたが、その際の優先順位の高い人とほぼ同じなのがわかります。
もう5年前のことは忘れがちになりますが、自分、家族、お子さんが喘息などのリスクの高いグループに入るかどうかを思い出していただき、是非ワクチン接種の重要性をおもいだしてください。
赤ちゃんにとって病気よりこわいもの
日本人の死因をみると、全体では悪性新生物(癌)、心疾患、脳血管障害と続きます。
年齢別に見て、乳児に目を向けてみると、乳児の死亡原因の第一位は”不慮の事故”で、その大半が誤飲による窒息です。
赤ちゃんの誤飲は日本は欧米諸国よりも多いそうです。その原因の一つは畳の生活で、赤ちゃん這い回る環境にいろいろ雑多なものが転がっているのも一因でしょう。和室の生活はベッドからの転落はない分誤飲はより要注意ですね。こういった事故は6か月から1歳半の間に多発します。
赤ちゃんに限っていえばあらゆる病気、毒物、自動車事故、放射能汚染、ワクチンの副反応よりひとつの碁石やたばこの吸い殻のほうがはるかに危険物なのかもしれません。