小児用肺炎球菌ワクチン
接種に関して
予防接種を受ける時期
小児用肺炎球菌ワクチンは、生後2ヵ月齢以上9歳以下のお子さんに接種することができるワクチンです。
標準の接種スケジュールは、初回免疫として2ヵ月齢以上7ヵ月齢未満で接種を開始して、27日間以上の間隔で3回接種し、12~15ヵ月齢で追加免疫を1回接種の計4回接種します。この期間の接種を逃した場合は、月齢に応じてそれぞれ以下の通り
に接種します。7ヵ月齢以上12ヵ月齢未満で接種開始の場合は、初回免疫を27日間以上の間隔で2回、12ヵ月齢を過ぎてから追加免疫を1回の計3回接種します。12ヵ月齢以上24ヵ月齢未満の場合は60日間以上の間隔で計2回、24ヵ月齢以上の場合では1回接種します。
ワクチンの副反応
小児用肺炎球菌ワクチンの国内臨床試験でみられた副反応は、注射部位の症状(赤み、硬結、腫れ、痛みなど)、発熱(37.5℃以上)などです。
ただし、非常にまれですが、海外で次のような副反応が報告されています。
- ショック、アナフィラキシー様反応(通常接種後30分以内に出現する呼吸困難や全身性のじんましんなどを伴う重いアレルギー反応のこと)
- けいれん
このような症状が認められたり、疑われた場合は、すぐに医師に申し出てください。なお、小児用肺炎球菌ワクチンの接種により健康被害が発生した場合には、「医薬品副作用被害救済制度」により治療費等が受けられる場合があります。詳しくは、独立行政法人医薬品医療機器総合機構のホームページ等をご覧ください。