「おなもみ」って知ってますか?
「おなもみ」って知ってます? 小さい頃、草むらを歩くと、洋服にくっついてきたあれです。とって投げ合って洋服にくっつけあって遊んだあれです。「ひっつき虫」なんて呼んでましたよね。
実は、環境省のレッドリストで絶滅危惧種に指定されているそうです。そういえば、最近みないですよね。
「おおおなもみ」という外来種の増加が原因だそうです。富士市が作成した自然環境マップには、「おおおなもみの実にはおなもみよりもずっと多くの棘が出ていて、毛が少ない」と書かれています。富士市では、おおおなもみが増えた一方、おなもみはめったに見られなくなったそうです。レッドリストの資料によると、オナモミは北海道から沖縄にかけて分布していたものの、地区によっては絶滅したところもあるようです。こんな身近なところでも外国からの環境汚染があるのですね。
日本小児感染症学会
ベビーマッサージについて
神戸市の乳児が、「ズンズン運動」などと称して赤ちゃんの首をひねるなどの施術を行い、赤ちゃんが死亡した問題で、ベビーマッサージの誤解が起こっているというニュースをみました。
亡くなったお子さん達には、つつしんで哀悼の意をお送りします。
当院でお願いしているベビーマッサージは、資格取得スクールをへて、資格を得ている方にお願いしており、その方からは、問題となった「首をひねるという行為はベビーマッサージではない」とコメントをいただきました。
所属のベビーマッサージ協会からは、報道されたNPO法人とは一切関係がないということと同協会が提供する発達を促すベビーマッサージのプログラムは「世界的に認められ、約40年間安心と実績を誇り、世界20カ国で伝えられている」ということです。
知ってください、B型肝炎ワクチンの必要性
肝炎の主な原因はウイルス感染で起こります。肝炎のウイルスにはA型〜E型まであって、そのうちC型とB型が多いのです。C型肝炎のワクチンはまだありませんが、B型はワクチンがあり、ワクチンで予防できる病気です。でも、どのくらい必要性があるのでしょう。B型肝炎は、体液(血液など)が体に侵入して起こります。でも昔から滅多に体液が体に入ることがないので、うつりにくいと言われてきました。ですから、子どものB型肝炎のお母さんから生まれた場合に起こるのがほとんどと言われていました。でも、最近ではうつりやすいことがわかってきました。ある調査では、肝炎のウイルスをもっている子どもの汗や涙から検出されるウイルスは100%という結果がでており、肝炎を持っている家族からの感染もあることがわかっています。周囲との接触が原因のB型肝炎は全体の35%とも言われています。また、3歳以下の感染では、大きくなってから感染するよりキャリア(肝炎にはならないが、ウイルスが体にいて、人に感染させる可能性がある人)になる可能性が高くて、人生のどこかで慢性肝炎を起こし、肝硬変、肝臓ガンを発症する可能性が高くなります。現在のB型肝炎が原因の肝臓がんの方は3歳以下にB型肝炎ウイルスの感染した方ということになります。肝炎のワクチンはがん予防がのワクチンとも言えるのです。
もちろん、赤ちゃんでなくても、劇症肝炎といって命に関わるほどの肝炎の原因にもなりますし、なにより大人になって子どもができた際に、子どもにウイルスを移さないためにもワクチンは必要なのです。
だから、世界のほとんどの国では、B型肝炎のワクチンが赤ちゃんのうちに接種する定期接種となっているのです。(じつは北朝鮮も含めたアジアで定期接種になっていないのは日本だけです)
とっても大事なワクチンなんですよね。