インフォメーション

同時接種の安全性に関する報告

2013年01月22日
現在、アメリカでは2歳までに24ものワクチン接種を小児に行っています。これに比べ、日本は定期接種で7種類(母子手帳みてみてください)、富士市では公費接種になっている肺炎球菌、ヒブワクチンを加えても9種類ですので、まだまだ少なく、本来は防げる感染症が残っていることになります。
少ない日本の接種でもスケジュールを組んでみると結構タイトになりますので、24ものワクチンでは同時接種で一回に何本ものワクチンを打たないとならないことは、おわかりになると思います。
今回、ワクチンの接種スケジュールに関して米国医学研究所(IOM)が安全性と効果を保証する報告をしたと米国小児科学会が伝えています。これは、日本の厚生労働省に当たる米国保健福祉省(HHS)が、IOMに評価を依頼していたものです。
日本より接種しなければならないワクチンの数が多くて、同時に5本までのワクチン接種を普通に行っているアメリカで、2歳までに24のワクチンを接種し、かつ5本までの同時接種となる予防接種スケジュールが安全と保証されたお話です。
このような記事を読むと、安心してワクチンの接種を行うことができますね。

トイレのふたを占めないで流すことで感染性胃腸炎になる?

2012年12月02日

英、リーズ大学のMark Wilcox教授らの調査により、用を足した後に、トイレのふたを閉めないで水を流すと、便の中のノロウイルスなどの微生物が空中に拡散し、細菌感染する可能性が高くなることが判明したそうです。Mark Wilcox教授らは、用を足した後に、トイレのふたを閉めずに水を流した場合の、微生物の飛距離と滞空時間を測定。結果、トイレの便座の上空25.4cmまで微生物が飛散し、90分間も空中に浮遊していることが判明したと言っています。

ふたを閉めずに水を流すことにより、便座だけでなく、床を含むあなたの周辺に細菌が拡散し、嘔吐下痢症といった疾患に感染する可能性があるそうです。日本の和式便所には、ほとんどふたがなく、近年、小学校などでは、トイレ専用の履き物を設置しないところも多いため、これらの改善で学校内感染も減らせるかもしれませんね。

三種混合ワクチンでおたふくかぜ激減?

2012年11月11日

なんのことだ?と思われる方が多いのではないのでしょうか?11月5日に米国小児科学会から発表された論文です。アメリカでは三種混合ワクチンは日本と同じDPT(ジフテリア・百日咳・破傷風)ではなく、MMR(はしか、風疹、おたふく風邪)をさします。というのもアメリカではとっくの昔にDTPはDTP−IPV(DTPに不活化ポリオが加わった四種混合)になっているからです。

本題です。

 米国疾病対策センター(CDC)を中心とした研究グループは、米国ニューヨークの11歳から17歳を対象として、3回目の3種混合ワクチン(MMR)の接種を実施した。この結果、この年齢層の流行性耳下腺炎の発症を96%抑制。さらに、地域での発症を76.5%も減らした。

現在、日本は、おたふくかぜワクチンの定期接種を検討しているレベルですが、アメリカはとっくに定期接種としていて、かつ2回接種をしていて、3回接種をするかの検討をしているレベルで、また、日本のワクチン行政の遅れを実感する報告でした。

インフルエンザの薬、どれがいい?

2012年10月26日

先日、インフルエンザに関する講演会に行ってきました。そこで、興味深い報告が紹介されていました。

インフルエンザの薬、どれが一番解熱までの時間が短いかです。(昨年の研究結果)

現在、インフルエンザの薬には、タミフル(飲み薬)、リレンザ(吸入)、イナビル(吸入)、ラピアクタ(点滴)の4種類がありますが、こどもに使うにはこれらの薬の投与法が問題になります。

注射薬は15分以上掛けて点滴をしなければいけないので、外来で小さな子に点滴するのは、現実的ではありません。

吸入薬はしっかり肺の中までを吸い込まなければいけませんから、通常は上手に吸入出来る年齢である6~7歳以上に使用します。2吸入を一日2回、5日間吸入するリレンザと2吸入1回だけで済んでしまうイナビルがありますが、小児では咳込んで上手く吸入出来ないこともあるので、イナビルは難しい面があります。

10代は、異常行動の問題があったので、原則タミフル処方は制限されていますので(種々の調査、研究から、飛び降りなどの異常行動はタミフルのせいではなく、インフルエンザの神経症状だと考えられていますが・・・)吸入剤を処方することになります。

 

本題に戻りますが、昨シーズンはA型(香港型)とB型が流行し、いわゆる新型の報告はありませんでした。

A香港型に関しては、解熱までの時間はどの薬とも30時間前後で、薬剤間の効果の差はありませんでした。

B型では、タミフルとイナビルが約38時間であるのに対して、リレンザは32時間弱と、若干解熱までの時間が短い傾向が見られました。

因みに、ラピアクタ(点滴)は使用症例数が少なすぎて、解析の対象から外されていました。

 

今年もインフルエンザのシーズンが近づいておりますが、これらを参考にしながら、処方していこうと思っています。

Vapor Rub

2012年10月10日

『Vapor Rub』:ベポラブと読みます。何のことかお分かりですか。寒くなるとCMで流れる、ビックスのベポラップのことです。元々は、西洋のハーブや薬草を使った民間療法でこれを商品化してビックス社が販売しています。この民間療法ですが、ちゃんと医学的検証がされているのです。私はビックス社の回し者ではありませんが、検証がされ、効果があるとのことですので、病院のお薬の補助的な役割にオススメしたいと思います。

 

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